仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

東武鉄道の手厚い対応 について ーその2ー

手厚いというのではないが、東武鉄道らしいと思える出来事があった。

先日会議のための資料準備のため、朝5:11の電車に乗るべく駅に着いた。まだ定刻までは5分ほどあったので、先にチャージでもしておこうと思い、券売機に一万円を入れ、3000円のチャージをした。お釣りを取ろうとして待ち構えていたら、お釣りが排出口のところに引っかかって詰まってしまったのだ。丁度指がギリギリ入らない程度の口だったので、駅員さんにトラブルを報告した。

駅員さんは、慌てて券売機の背後にまわり、何やら機械をいじってみたが、お釣りのつまりを解消できるような動きではなかった。しばらく待っていたが、電車の時刻が迫ってくると私もこんな事で電車に乗れないのはバカバカしいとだんだんイライラしてきた。流石にもう時間が限界のところまで来たので、再度窓口に行って「11分の電車には乗りたいんですけど・・・。」と、イライラ感満載な感じで訴えた。すると駅員さんは、入れたお金を確認し、機械との格闘を一旦止め、お釣り7千円の現金を先に渡してくれた。

通常私はチャージ料金を事後清算しているため、領収が必要になる。が、その時は手書きの領収など発行するのを待っていられなかったから、名刺を渡し、帰りにまた寄りますのでその時に領収を引き取りたい旨を伝えた。駅員さんから「わかりました。今日は私おりますので・・・。」というような答えが聞こえたので、私は「夜遅くなると思いますので、どなたかに伝えていただければ大丈夫です。」と簡単に答えてホームに向かった。

その日の帰りに最寄り駅に到着したのは夜の9:30頃だ。窓口で駅員さんに話しかけると部屋の奥には、朝私の対応をした駅員さんがいて私を見るなり、領収書を持ってきて、「今朝はすみませんでした。」と私に詫びた。

その方は、朝私の対応をした時も非常に恐縮していて、また一生懸命だった。お客様は神様ではないのでそこまで恐縮しなくてもいいのになあと思っているのだが、東武の駅員さんはこんな感じの人が多い気がする。

また、その方は朝の発言の通り、その時間もまだ駅にいた。まさか私に手渡しするまで帰れないということではないと思うが、曲がりなりにも大企業の社員だ。労働基準法に引っかかるような長時間労働を常時強いられているわけでもなかろう。近くに駅員の宿舎があるから、途中仮眠をとっての変則シフトの日だったのか、そんなことも考えてみた。

いずれにせよ、朝早くから夜遅くまで働き、早朝のトラブルにも一生懸命対応頂き、帰宅時の領収書もきちんと手渡ししてくれるような駅員さんに対して、たかだか電車一本乗り遅れるぐらいでイライラしてしまった自分自身が恥ずかしくなった。

東武鉄道を利用するなかで、なぜか時々こんな風に自分が恥ずかしくなるような出来事がある。