仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

感動した文章-その1- 池田 貴将著「動きたくて眠れなくなる」より一部抜粋

精神的に苦しんでいる時、方向性がわからなくなった時、何かに絶望した時、色々ありますが、そんな中数々の自己啓発本と呼ばれるものを読んできましたが、もっとも読みかえすことが多いのがこの文章だ。
 
多くの人生は、大きな川の流れにまかせて進むボートのようなものだ。岩にぶつかりそうな時だけあわてる。でも安全な時は何もせずにただぼんやりと浮かんでいる。自分がなぜ川に浮かんでいるかもわからない。でも知らなくても今は困っていないから、浮かんで流されることを選ぶ。
そのうちまた岩が近づいてくる。またあわてて避ける。また近づいてくる。また避ける。そんなことを繰り返しているうちに、遠くのほうからゴーっという爆音が聞こえてくる。どうやらこの川の先は滝壺らしい。気づいて、ボートを漕ぎ始めるけど、もういまさら間に合わない。 その時になってようやく、自分はボートを漕ぐ力も、スキルも、仲間も持っていないことを悔やむ。
 
大きな痛みを感じるまで、物事を先送りしてきた。もっと早く「自分はどこに行きたいのか」を決断するべきだった。それは、流れに逆らうようなことかもしれなかった。他人を助けながら、早めに岸に向かうことかもしれなかった。勇気を出して、今のっているボートを捨てることかもしれなかった。
答えはない。もしかしたらこの先に滝はないのかもしれない。それなら、まわりと一緒に流される人生も悪くないだろう。ただ、毎日、同じことを繰り返しながら、違う結果を期待しても無意味なんだ。運命は「よし!やってみよう」と決めた瞬間、形作られる。
 
アンソニー・ロビンズはいう。「成功とは、正しい判断の結果もたらされる。正しい判断とは、数多くの経験からもたらされる。もっとも重要なことは、数多くの経験のほとんどが、誤った決断から作られているということだ。」
 
人生はたった一度の決断で作られてきたのではなく、無数の決断の積み重ねからうまれた結果だ。 「これをやったらどうなるだろうか?」 「次はどんな楽しいことをやろうか?」 「どんな人と一緒にやろうか?」 そのやり方は間違っているかも知れない。でもまた今日も懲りずに決断してみればいい。考えるより先に動こう、そして学ぼう。
 
決断を繰り返すあなたのことを、他人は「面倒くさい奴だ」というかもしれない。「変わった人だ」とか「あんまりかかわりたくない」と思う人もいるかも知れない。でもまわりを気にせず、失敗を繰り返せばいい。誰にでもできることを、誰にでもできないほどやってみればいい。そうすればいつかきっと誰かが、言い始めるだろう。 「あの人は、なぜあんなにうまくいったんだろう」
 
 
かれこれ100回以上は読み返しているだろうか。 この「動きたくて眠れなくなる」は私にとっては本当に名著で、他にもこの手の文書であふれている。
 

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