仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

質問サイト 私なりの使い方 - 「困っている人にアドバイスする」のでなく「工夫して人を楽しませる」-

先日、質問サイト(教えてGoo人力検索等々)で、ある一定の条件を満たす音楽で良いものがあれば教えてくださいという内容の質問をした。 その前に質問した時には、条件を広めに設定したことが裏目に出て、私が意図した回答が帰ってこなかったので、今回は条件をある程度限定して投げかけてみた。
 
 
 
今回条件の内の一つが「洋楽」であることだ。 前回は洋楽、邦楽を問わなかった為、どちらかというと邦楽を紹介いただく回答が多かった。 よって今回は条件の一つを洋楽としたのだ。
 
 
 
質問をしてみて分かったことが二つある。一つは、洋楽に関する質問に回答頂く方々は皆かなり熱心であるということだ。 それだけ思い入れが強いのかは分からないが、本当に沢山紹介いただいた。 勿論音楽なんて好き嫌いなので、全てが私の好みに合うものではないし、むしろそれほど興味をそそらないものと半々程度だ。
 
 
 
ただ、私としては、自分が少し変わった音楽が好きだということを客観的に認識しているので、むしろ他の方々がどんな音楽のどんな部分に惹かれているのか知りたいという想いもあり、紹介いただく音楽のどんな部分がお好きなのか、コメントが欲しい旨お願いしてみた。 それに対しても回答頂く方はみな律儀に熱心に説明を頂いた。紹介の文面を書いたり、リンクを貼りつけたり、時間はかかるというのにだ。 
 
 
 
私としても、私個人の為に何人もの方が時間を割いてくれることにまずは感謝し、紹介いただくものは1曲、1曲きっちりと聴き、すぐにその曲に対する私なりの感想を入れてお礼をのべた。すると何人かは翌日ぐらいになるとまた同じように第二弾の紹介を頂いた。こういう良い循環になったのだ。 
 
 
 
二つ目は、質問サイトの利用方法は①質問をして回答を得る ②質問に対して回答を提案する というだけではないということだ。 私なりの観点で一つ付け加えると、「回答者がのびのびと回答できるような質問を意図的に投げかける」ということだ。
 
 
 
私が、質問サイトにアカウントを登録しようと思ったきっかけは、何かちょっとしたことでも人の役に立ちたいという素朴な想いからだ。そしてある程度の経験値がある項目を中心に、何度か回答をしたこともあるが、人の役に立てている実感はあまりなかった。
 
 
 
今回私の投げかけた質問に対し、回答者の方々は皆熱心に回答を寄せてくれた。勿論私の欲しい情報のみ忠実にくれる人もいるが、大方の人は、「あれもいいぞ、これもいいぞ」と多少条件を逸脱しても、「こんなのもあるよ」と半ばおせっかい的に教えてくれた。
 
 
 
十数人から平均4曲を紹介された私は、曲を視聴するのが大変だった。1曲2分としても聴くだけで2時間以上かかる計算だ。感想を記入する時間も考えると倍以上の時間がかかったのは言うまでもない。いろんな新しいものに出会えて楽しかったが、時間との戦いという面もあって正直しんどかった。 
 
 
 
むしろ、紹介することにも、紹介したものにもらうコメントにも、楽しんでいたのは彼らの方ではないかと思った。 私も楽しんでもらっているという実感があったので、一生懸命私なりのコメントを寄せた。結果的にお互いに存分楽しんでいたのだ。
 
 
 
なにも、困っている人にアドバイスをしてあげることだけが、人の役に立つということではない。 意図的に作り出した質問でも、お互いに楽しめるのであれば、それはそれで意義がある。そう思ったら私の考えは変わった。 これからは「困っている人の役に立つ」のではなく、「工夫して人を楽しませる」ようにしようと。