仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

何故か応援したくなる人 ー石川 遼 と 吉田 弓美子ー

先週の金曜日早朝、石川 遼が米ツアーの初日に首位タイでフィニッシュした。このニュースはさすがにヤフーの「主要」ニュースでも掲示された。ゴルフの話題がめっきり少ないヤフーでもメインの話題に上ってくるぐらい石川遼はまだまだ注目されている。

結果的にいうと、残念ながら予想通り二日目以降でスコアを伸ばすどころか、むしろ落としてしまい、蓋を開けてみれば、アンダーでは上ったものの、43位というものだった。

先々週のツアーでは8位タイと好成績で終わっていたこともあるが、常に大荒れのスコアになっているここ数年のゴルフを見ていると、今回の初日の結果が運的な要素が強いことぐらいわかろうものなのに、石川の記事には、何故かポジティブなものが多いと感じるのは私だけだろうか?そこが石川の不思議な魅力だと思う。以下はそんな一例。ポジティブという点では良記事だと思う。


一方韓国勢の有望株がどんどん出てくる女子ゴルフでは吉田弓美子が久々に優勝した。日曜日の中継で13ホールぐらいからずっと見てしまった。僅差の優勝ではあったが、見ていてハラハラするという感じの優勝ではなく、要所要所のショット、パット、アプローチ共に安心感があった。4日間戦っての勝者とはやはりこんな感じでどこか崩れない安定感があるものだ。今の石川には残念ながらこんな安心感はない。

さて、吉田といえば明るいキャラクターで有名な選手だが、昨シーズンの優勝はなく、また来シーズンからは彼女がこれまで愛用した長尺パターが実質的には使えなくなるため、(長尺パターのグリップエンドを胸に固定してストロークするアンカリングという技法ができなくなる。)今シーズン?から短尺パター(ごく一般的なパター)に変更してツアーに望んでいる。これはゴルファーにとってはかなり大きな変更である。その短尺パターで掴んだ初の優勝、ウイニングパットを沈めた時に両手で顔を抑えて泣いたシーンは、なかなかの名シーンだった。苦労したことが報われた時の感情の発露は、見るものに感動を与える。スポーツ観戦の醍醐味のひとつだろう。

そういえば2012年11月、三井住友VISA太平洋マスターで2年ぶりにツアー優勝した時の石川も一苦労したあとの優勝だけに感動的だった。その直後に石川に帯同する加藤キャディへの取材記事が最高だったのでリンクを貼り付けておこう。




今回の吉田の優勝の意味についても、こんな記事ないかと探してみたが、事実関係を記載している程度の記事ばかりで、どこも同じような内容だったのが残念だ。