仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

子育ての感動を記録する ー今日は長男の誕生日ー

我が家にとって夏は、7月と8月は、何かとイベントごとが多いシーズンだ。2人の子供たちはいずれも7月生まれだし、8月には結婚記念日がある。まずは一発目、今日が長男の8歳の誕生日だ。

今朝は、たまたま遅く出勤することができたので、朝家族と顔をあわせることができた。その際に、昨夜長男の7歳最後の日のエピソードを奥さんから聞いて、素敵な話だと幸せな気持ちになったので、ここに記録しておこうと思う。

最近奥さんと息子は、何かを擬人化して話をすることがあるという。昨日の会話ちょっと違うが、「7歳のオレ」と「8歳のオレ」を客観視する前提での問答だったようだ。

息子「母ちゃん、7歳のオレはなんて言ってるかなあ?」
奥さん「1年間いろいろありがとう。楽しかったよ。って言ってるんじゃない?」
息子「じゃあ、8歳のオレはなんていうかな?」
奥さん「これから1年間よろしくねって言うんじゃない?」
正確なやりとりはよく覚えてないがこんな些細な問答だったのそうだ。
これだけで素敵な話だと思ったが、まだ続きがある。

その日の夜にいつものように9:00頃3人で寝室に入ったが、しばらく話をしていたら長男がおもむろに泣き始めたらしいのだ。奥さんは何か悪いことでも言ったのかと思って聞いてみたが、どうもそうではないらしい。本人がそう言ったわけではないので、理由は定かではないが、長男は昼間の問答を思い出し、7歳の自分を振り返って、「今日で7歳が終わる」という事に寂しさを覚えたということなのだろうと思う。それだけ7歳の自分が充実していたということだ。同時に過ぎた時間は帰ってこないということがしみじみと理解できるような感性が身についてきたということなのだろうとも思う。

これを目の当たりにした奥さんは、息子を愛おしく思ったらしく、いつもは自分の隣を独占している次男に場所を譲って貰い、自分の隣に長男を寝かせたようだ。私が帰宅し、寝室に入った時に並びが違うと思った背景にはこんな出来事があった。

今朝これを聞いた私は、過ぎた時間を懐かしく思えるようになった息子の、この些細な日常を、是が非でも記録しておこうと思った。いつか彼が大人になった時、彼に子供ができた時に、読んでほしいなあと思う。

すっす、誕生日おめでとう。8歳も充実した1年になるよう父ちゃんと母ちゃんは全力で支援します。

2015年7月2日 帰宅路の電車内にて