仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

低予算でまとめる大人のスーツスタイル その⑤ ー ビジネスシャツ選び ー

シャツについてはまずはどんなものをを購入するかという点から先に記載したいと思います。シャツもスーツ同様悪戯に主張しないことがポイントだと思います。

 
【色】
言ってしまえば、ズバリ「ホワイト」と「サックス」(ライトブルー)です。どんなビジネスシーンでも対応可能で、グレー又はネイビーのスーツにも良く合いますので、この2カラーで揃えておけば連日のコーディネートに統一感があって、かつ非常に安定します。勿論単体として薄いピンクやグレーでも構いません。色が濃くならなければ問題ありません。

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【柄】
基本は無地がベストです。ただ単純なブロード(平織り)のシャツだけではあまりにつまらないし、センスが感じられない ので、ロイヤルオックスや、ツイル、(ヘリンボーンなど)織り柄などを意識して揃えていくことで、さりげなさく主張することが出来ると思います。
ストライプは線の太さや色、又はストライプ自体が目立ちすぎるものはカジュアルな印象を与えますので、お客様を迎えたり訪問したりするような機会には避けるべきです。比較的カジュアルが許されるシーンでは問題ありません。どちらかというとクールビズなどアンタイド、デュエブトーニボタンダウンなどで会社内だけで仕事をするようなケースなら良いと思います。
 
【素材】
基本は綿100%がよいと思います。上質なものは綿100%がほとんどです。ただ、しわになりやすいというデメリットもあります。一方でポリエステル混紡で形態安定処理を施しているものはアイロンも当てやすいく、コスト的にも安価です。質感を重視するか、機能性を重視するかになります。
 
【襟】
いわゆるレギュラーカラーはあまりにも単調なので、一般市販品でいうならセミワイド、ワイドあたりが、最も自然だと思います。ただしこれらのシャツはネクタイを締めることが前提のシャツですので、間違ってもアンタイドでクールビズ的に着るのはやめましょう。見た目がチープになります。
クレリックは襟が白なら問題ありませんが、Ⅴゾーンのコーディネートが難しいですので、自信のある方がチャレンジすればよいと思います。
また、最近はクールビズの期間も長くなり、ネクタイを締めないことが多くなりました。よって市販品はアンタイドを意識した若干派手なシャツが増えています。必然的にボタンダウンのニーズが増えているようですが、ボタンダウンはビジネスシーンではカジュアル寄りですので、お客様と接するような場面ではNGです。一方でスナップダウンは、少しいやらしい感じもしますが、さりげなくエレガントで結構幅広いシーンでも活用できるので、気に入っています。
以上現在の市販品の状況からすれば、少々堅苦しいかもしれませんが、その日の予定に
応じてシャツやスーツを意識してコーディネートするというのが、むしろ格好いいと思うのは私だけでしょうか?

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品のない市販シャツの代表格
 
【その他使用】
袖口の仕様でも、一般市販品にはミラノカフスやダブルカフスなどドレッシーなものが多くなってきましたが、ビジネスシーンでは少しいやらしい感じがします。カフはシングルラウンドカフが一番自然で良いと思います。また、シングルカフスでもボタンが二つついていてアジャストできるものが良いと思います。

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アジャスタブルカフス

また、ボタンホールや襟の裏地・二重襟、トレボトーニボタンダウンなど、通常パターンオーダーならオプションとなる仕様が市販品にあふれていますが、あまりに品がなく、チープな印象しか与えません。カラーボタンもインパクトが強すぎる傾向があります。
なお、高級品になるほど胸ポケットがありませんが、こだわりたい方はこんなところでこだわるとさりげないかもしれません。

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