仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

感情先行で行こう  -前編 テーマ出し-

今取引先の営業担当と頻繁に関わっている。彼は31歳で非常に爽やかな青年だ。昨日一緒にエンドユーザーのチョコレートメーカーにお邪魔した。そのチョコレートメーカーとは初めての取引ということで、これまでは比較的仕事中心の話題に始終していたが、今日ようやくみんなで雑談ができた。

 
もともと雑談をしようと思っていたので、私の好きなおかきを購入して差し入れをした。誰でも食べ物の話なら自分なりの好みなどもあり、話をしやすいものだ。企画担当は20代中盤から後半の女性だが、雰囲気が独特で好き嫌いが激しそうな感じがしたので色々聞いてみると、かなりの食べず嫌い派だった。
 
ひとしきり、好き嫌いなど聞いたがまだまだ面白そうな話が聞けそうだったので、今回のホワイトデー企画が一段落したら、関係者で打ち上げをやりましょうということにした。もちろん仕事の延長としての場という位置づけだ。そして彼女の上司にあたる人は、一度しか会ったことがないが、かなり面白そうなタイプなので、この4人で飲み会をすれば盛り上がるに決まっている、その確信があったので今日さらっと打診しておいた。
 
私の場合、お客様を接待することはない。接待というとどうしても過去の嫌なイメージを払拭できないからだ。以前勤めていた会社では頻繁に接待があったが、お互い部長、課長、担当の計6名が集まり、そこそこの店で飲み食い、そのあとは幾つかパターンがあるが、銀座のクラブなど女性のいるお店でさらに1時間半程度たわいのない話をする、といかにも典型的な接待が多かった。接待するほうの担当者は、「茶坊主」と言って、気配り目配りをモットーに、オーダーからお酌と気をぬく暇がないからマイペースの私には苦痛でしょうがなかった。多分接待なんて今だにそんなもんだろうなあと思う。
 
だから基本的に飲み会は、たとえ会社対会社であっても、上司を同席させるようなことはしない。会社や今後の仕事などとりあえず置いといて、個人対個人としてみんな自分のことを話して楽しめれば良いと思っている。お金を出してもせいぜい1万円程度だ。勿論会社には稟議をあげ、清算する。そして会社を売り込むのではなく、私という人間を一生懸命売り込むというのが私のスタイルだ。
 
私は性格的に、シラフの場合は、一歩突っ込んだコミュニケーションができないと思っている。「これをいうと相手はちょっと引いてしまうのではないか?」とか「嫌われるのではないか?」などと考えて言いよどんでしまうタイプだ。だが少しお酒が入ると、そのよどみが消え、思ったことをパッと口にしてしまう。つまり理性よりも感情が先行するのだ。結果的にお酒を飲んだ時のほうがよりよいコミュニケーションができることが多いと思う。
 
比較的関係の浅い人と早く打ち解けるには、嫌われるかもしれないと思っても、よどむことなく一歩踏み込んでみることで、案外簡単にいくものだ。
 
文章をうまくまとめる能力がない為、文字数が多くなってしまうので、今回は2部に分けることにしました。続きは次回に。