仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

低予算でまとめる大人のスーツスタイル その④ - ビジネススーツ選び -

ビジネススーツ第4弾。今回はどんなスーツを買おうか?というところに焦点を当てたいと思います。生地の色や手触り、柄に加え、スーツのスタイルなど基本的には好みの問題なので、とやかく言われる筋合いはありませんが、スーツというものは長い歴史のなかで発展したワールドワイドな服装であり、まずはどんなビジネスシーンでも問題のないベーシックなものをしっかりと押さえておいてみてはいかがでしょうか?

 

【スーツは悪戯に個性を主張するものではない】

若いうちはどうしても、少し派手めの色や柄もの、極端に流行を取り入れたようなものを選びがちです。ただ、若いうちはよくても、30代後半になってもまだ悪戯に派手なものを組み合わせて着ていると、非常にみっともないものです。だから年齢が上がるにつれ、スーツは落ち着いたものをさり気ない主張を混ぜて着るのが格好いいと思います。お金がない人でも、少ない予算でなるべくきちんとした格好は可能です。

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ビジネスには派手すぎ

 

【色】

どんな本や紹介サイトにも記載されていますが、ネイビーとグレーは外せません。ワールドワイドでもこれは同様です。ネイビー派かグレー派は好みの問題なので、どちらが良いというものではありません。

一口にネイビーといってもいろいろあります。ブルーに近いもののありますし、紫に近いものもあります。お店などでは一見黒に見えるようなものもネイビーに分類されることがあります。このあたりは個人の感覚で構わないと思います。

また、グレーについても同様です。グレーの場合は黒に近いチャコールグレー、オーソドックスなミディアムグレー、白っぽいライトグレーと大きく3つに分けられますが、一般にライトグレーはカジュアルな印象が強いものです。よってシーンを選ばない色としては、チャコールまたはミディアムグレーになります。

ただしネイビーでもグレーでも、光沢がありすぎて派手に見えるもの、ストライプが強調されすぎているものなどは避けた方が良いと思います。スーツは地味にさり気なくが格好いいと思います。

あと、黒に関しては日本ではリクルートスーツで一般的ですが、いくらフォーマルといえども社会人になっても黒系のスーツを着るのはどうかと思います。日本独特のスーツ文化なので、社会人にもなれば黒はやめておきましょう。

 

【生地】

見た目の手触り感や柔らかさ等、これも好き嫌いだと思いますが、上質なものはイタリア製のものが多く、柔らかくしっとりしたものが多いです。その②で紹介したスーツカンパニーにはイタリア生地の「カノニコ」「レダ」のものも多く、特にカノニコはイタリアらしい柔らかさとしっとり感を持ち合わせた生地も多く、満足度は高いと思います。(スーツカンパニーでは28000円でカノニコ生地のスーツが購入できます)

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カノニコタグ

なお、素材はウール100%やウールとポリエステルを混ぜ合わせたものが一般的ですが、ポリエステル比率の高いものは、パンツの膝がでると元に戻らないので、膝の曲げ伸ばしが頻繁にあるような方は、なるべくウール100%のものを選んだ方が良いと思います。

 

【スタイル・仕様】

イギリススタイルとか、イタリアスタイルとかフレンチスタイルとか色々ありますが、最近はイタリア系のものが多いと思います。いずれにせよ注意するのは全体が極端に細すぎないこと。(少し前まで極端に細身のものが流行した為、その後遺症としていまでも細いものが散見されます。ラペルの細すぎるものはパスしてください。)

スーツカンパニーにはありませんが、チープなシャツのようにボタンホールの縫い目が派手な色であったり、ラペルの際のステッチが変に目立つものだったりするのも没です。安っぽい印象しか与えません。

フロントは「3つボタン段返り」か「2つボタン」で。ラペルは細すぎず、肩パットが大きすぎず、ウエストが程よくシェイプされているもの。バックのベントはセンターでもサイドでも。ただしノーベントはフォーマル過ぎるので普段用ではありません。

パンツは程よいテーパードで裾はシングルよりは4~4.5cm巾のダブルをお勧めしたいです。

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こんな風に着たいものです(イタリアスタイル)

以上です。次回はシャツの提案です。