仏(ほとけ)と言われる私のエッセイ

テーマはバラバラですが、ちょっとしたことを私なりに掘り下げて書いています。喜怒哀楽のある豊かな今後に向けて想いを綴りました。最初は音楽紹介から入りましたが、少しづつ変化してきたのでブログタイトルも変更します。

低予算でまとめる大人のスーツスタイル その① ー やりなおしビジネススーツ ー

若く独身貴族だった時は、スーツにもかなり気を配っていたが、家族を持ち子供もできればそうそう好きなようにものを買うことができなくなり、だんだんとスーツも安いものを求めるようになる。それはそれである意味仕方ないだろう。

 
私も子供ができて家族を持ち、時間が経つにつれ、次第にスーツにお金をかけなくなった。ここ何年かは主にネイビーのジャケットにグレー系のパンツを合わせて素材で季節感を出す程度で、極力スーツを着ていなかった。
 
お金がなくてもだらしない格好だけはしたくなかったので、このベーシックなスタイルは結構都合が良く、きちっと着ていればそれなりに格好がつくし、あまり考えなくても良いし、何より経済的なのだ。
 
ただ、着るものはなんとか自分を欺けても、靴だけはどうしても安物買いの銭失いになり、身だしなみとして納得できるスタイルを構築できなかった。(靴についてはその後私なりの納得できる解を見出したので以下の記事にまとめている)
 
 
靴に対して自分なりの納得解が導けて以来、それは時間の経過とともに着るものにも言い及んだ。つまり社会人としての正装、スーツというワールドワイドで歴史あるものをリスペクトしようという意識を自分の中に育むきっかけとなったのだ。靴だけでなく、シャツ、スーツにも気を配らなければいけないと思うきっかけになったのだ。
 
スーツもシャツも実は意外と簡単である。それは私服のファッションのように大きな流行に左右されないからだ。ベーシックなものはむしろ10年単位で変わらないものばかり。ならば流行の影響を受けにくいベーシックなものを前提にビジネススーツスタイルを構築していけばいいのではないか?そう考えたのだ。
 
スーツとかシャツとか、靴というふうに単品にフィーチャーしすぎると全体のコーディネートが崩れてしまう。だからそれぞれを意識した上で全体のコーディネートを優先するという意識が、実は一番重要なのではないかと思うようになった。
 
20代、30代のビジネススーツスタイルはまだまだ自由で派手なものでも構わないと思う。ただ、40を超えてなお主張の強すぎるシャツをきたり、節操のないコーディネートのスーツスタイルはやはりいただけない。この「お金がない〜」シリーズでは月のお小遣いが3万円以下の人でも、「いつもきちんとした格好をしている」と人から評価されるようなコーディネートを主眼に、自分の経験を踏まえたさりげない大人のスーツスタイルを提案していきたいと思う。